「WEBサイトを制作したい」と考えている経営者の多くは、「WEBサイト制作会社」に頼もうと考えます。
でも、実は、その選択肢に「もう1つ」あることを知らない経営者が多いのです。
それは、『WEBサイト制作会社』ではなく『WEB戦略コンサルティング + サイト制作』という、別のアプローチです。
130社をサポートしてきた経験から、この『2つのアプローチ』がもたらす成果には、大きな差があることが見えてきました。
WEBサイト制作会社 vs WEB戦略コンサルティング会社:本当の違いは?
WEBサイト制作会社の役割
WEBサイト制作会社は、以下のことに特化しています:
- 見た目が美しいサイトを制作する
- 技術的に最新の手法を使う
- 納期までに完成させる
この会社の『目的』:「品質のいいサイト」を完成させること
つまり、「サイトを『作ること』」が目的なのです。
WEB戦略コンサルティング会社の役割
これに対し、WEB戦略コンサルティング会社(またはWEBコンサルタント)は、異なるアプローチを取ります:
- クライアントの事業を理解する
- 「新規客は誰か」「何を伝えるべきか」を言語化する
- その上で、サイトを制作する
- 制作後も、成果が出ているかを確認する
この会社の『目的』:「クライアントの集客・売上を増やすこと」
つまり、「サイトを『活かす』こと」が目的なのです。
具体的に:『制作だけ』で何が起きるのか
では、『制作だけ』の場合、実際に何が起きるのか、事例から見てみましょう。
実例1:英会話教室の『制作だけ』サイト
あるサイト制作会社が、5年以上前に英会話教室のサイトを制作しました。
制作会社は、見た目は悪くないサイトを作りました。
でも、その後、5年間、「このサイト経由での新規客問い合わせはゼロ」が続きました。
なぜ。
理由は単純です。制作会社は、『このサイトで、新規客に何を伝えるべきか』を理解していなかったのです。
そのため、サイトには「在校生向けのカレンダー」「講師の紹介」「5年前の料金表」…という情報が掲載されていました。
新規客がそのサイトを見ても、「この教室は何が特徴なのか」「なぜ選ぶべきなのか」が全く見えない。
結果:「新規客からの問い合わせはゼロ」
実例2:よもぎ蒸し店の『制作だけ』サイト
もう1つの例として、よもぎ蒸し店があります。
この店舗は、既存顧客からのクチコミだけで集客していました。
「WEBも必要では」と考え、WEBサイト制作会社に依頼しようと考えていました。
でも、もしこの段階でサイト制作会社に丸投げしていたら、どうなったでしょうか。
おそらく、「見た目のいいサロンサイト」が完成していたはずです。
でも、集客には繋がらなかったと予想されます。
なぜなら、「新規客にとって『選ぶ理由』になる情報」が、サイトに載っていなかったから。
さらに、もっと大きな問題がありました。
オーナーは「毎月、ギックリ腰になる」という状態で、事業そのものが破綻しかけていました。
もし、事業整理をせずにWEBだけをやっていたら、「新規客が増えても、オーナーが対応できない」という悪循環に陥っていたはずです。
では、『WEB戦略コンサルティング + 制作』では、何が違うのか
上記の2つの例で、もし『WEB戦略コンサルティング』を組み込んでいたら、どうなったでしょうか。
英会話教室の場合
プロセス:
- コンサルタントが「新規客にとって『選ぶ理由』は何か」を言語化 → 「ネイティブ講師による少人数制。まるで留学のような環境」
- 「その『選ぶ理由』をサイトのどこに、どう表現するか」を設計
- その設計に基づいて、サイトを制作
- 制作後、「ブログで継続的に情報発信」「効果をモニタリング」
結果:
- サイト公開から2ヶ月後、新規客からの問い合わせが増え始める
- 月30%の問い合わせがサイト経由に
- 法人契約も獲得
よもぎ蒸し店の場合
プロセス:
- コンサルタントが「オーナーの負担を軽くするために、事業を整理」 → サービス内容を再定義(足湯・ドリンク→オプション化)
- オーナーの体の負担が減り、回転率が上がる
- その後、サイト + SNS で新規客への認知を広げる
- 1年間で来客数が2倍に
結果:
- オーナーの健康が守られる
- 事業が持続可能に
- かつ、集客も増える
『制作だけ』と『コンサル+制作』の成果の差:数字で見ると
英会話教室:問い合わせの変化
制作だけの場合(5年間):
- サイト経由の問い合わせ = ゼロ件
コンサル+制作の場合(改修後):
- 2ヶ月後から増え始める
- 全体の30%がサイト経由に
よもぎ蒸し店:来客数の変化
サイト制作だけの場合(推測):
- WEBからの集客は見込めず
- オーナーの負担は変わらず
- 事業は破綻していた可能性
コンサル+制作の場合:
- 1年間で来客数が2倍に
- オーナーの体の負担が大幅に改善
- 利益が出るようになった
では、『WEB戦略コンサルティング』では、具体的に何をするのか
ステップ1:事業の現状ヒアリング
「今、何をやっていて、何が課題か」を徹底的に聞きます。
このステップで、表面的には見えない「本当の課題」が見えることが多いです。
ステップ2:新規客視点での事業整理
「新規客は誰か」「何を『選ぶ理由』にするのか」を言語化します。
このステップで、「オーナーが『当たり前』と思っていることが、実は『選ぶ理由』になる」ということが見えてきます。
ステップ3:WEB戦略の設計
「その『選ぶ理由』をどう伝えるか」「どのツール(サイト、SNS、ブログなど)を使うか」「どんな順序で進めるか」を設計します。
英会話教室の例では:
- 優先順位1位:サイト改修(新規客向けの情報を整える)
- 優先順位2位:ブログ更新(継続的な信頼構築)
よもぎ蒸し店の例では:
- ステップ1:事業整理(サービス内容の再定義)
- ステップ2:サイト制作
- ステップ3:公式LINE
- ステップ4:SNS
ステップ4:実装と継続的な改善
設計に基づいて、サイトやコンテンツを制作します。
そして、制作後も「効果が出ているか」を確認し、改善を続けます。
これが『WEB戦略コンサルティング』のプロセスです。
なぜ『制作会社』ではなく『コンサルタント』を選ぶべきなのか
理由は、シンプルです。
制作会社の『得意なこと』と『必要なこと』がズレているからです。
制作会社の得意なこと:
- 見た目いいサイトを作ること
- 技術的なレベルを高くすること
実は必要なこと:
- 「新規客に響くサイト」にすること
- 「集客・売上に繋がるサイト」にすること
制作会社は、『見た目や技術』には最高のクオリティを提供します。
でも、『事業理解』『新規客視点』『集客への繋げ方』については、得意ではないのです。
だから、『WEB戦略コンサルティング』という、異なる視点が必要なのです。
あなたがすべき判断:『制作会社』か『コンサルタント』か
以下のチェックリストで、あなたが『何を必要としているか』を判断してください。
もし以下に当てはまれば『制作会社』でもいい
□ サイトを1から作るのではなく「見た目をリニューアルしたい」だけ
□ 「新規客が見るべき情報」は自分たちで整理できている
□ 「新規客にとって『選ぶ理由』は何か」が明確
もし以下に当てはまれば『コンサルタント』を選ぶべき
□ 「新規客が見たい情報が何か」が分からない
□ サイトを作ったけど、集客に繋がっていない
□ 事業の「強み」を言語化できていない
□ 「制作会社に作ってもらったけど、効果がない」と感じている
□ WEBだけでなく「事業そのものの整理」が必要かもしれない
1つ以上、『コンサルタント』の項目に当てはまれば、あなたに必要なのは『コンサルタント』です。
最後に
『WEB制作』という、同じ「作業」に見えるものでも、『手段』として見るのか『結果』として見るのかで、大きく異なるのです。
「サイトを作ること」が目的なのか、「集客・売上を増やすこと」が目的なのか。
この問いへの答えが、『制作会社』か『コンサルタント』かの選択を分けるのです。
130社をサポートしてきた中で、「『制作だけ』で失敗した企業から『コンサル+制作』の相談をもらう」という流れが多くありました。
つまり、「後から修正するより、最初から『コンサル+制作』で進める方が、時間も費用も効率的」なのです。
あなたのWEBサイトが「結果を出す道具」になるために、一度、『WEB戦略コンサルティング』という選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。