5年間、サイトからゼロだった問い合わせが、月30%に増えた理由|『制作だけ』と『コンサル+制作』の決定的な差 - WEB集客に悩む中小企業・個人事業主の相談相手Keu

5年間、サイトからゼロだった問い合わせが、月30%に増えた理由|『制作だけ』と『コンサル+制作』の決定的な差

5年以上前に作られたサイトがありました。

見た目は悪くありません。でも、5年間、「そのサイト経由での問い合わせはゼロ」という状態が続いていたのです。

一体、何が間違っていたのか。

実は、その原因は「サイトの見た目」ではなく、「掲載内容が、新規客向けになっていなかった」という、根本的な問題にあったのです。

この学習教室の事例を通じて、「『制作だけ』では結果が出ない理由」と「『コンサル+制作』で何が変わるのか」が見えてきます。

この学習教室には、既にサイトがありました。

作成されたのは5年以上前。制作会社が「プロフェッショナルに」作ったサイトです。

見た目は整っています。でも、1つ大きな問題がありました。

そのサイトは、『在校生のための掲示板ツール』と化していたのです。

在校生がアクセスする理由は、1つだけ。サイトに掲載されている教室カレンダーを確認するため。

それ以外の目的でアクセスする顧客はいませんでした。

さらに詳しく見ると、問題はもっと深刻でした。

5年前のサイトに掲載されていた内容:

  • 講師紹介
  • 使用している教科書の紹介
  • 教室カレンダー

掲載されていなかった内容:

  • 「この教室は、どんな特徴があるのか」という情報
  • 新規客が「この教室で学びたい」と思うきっかけ
  • 教室へのアクセス方法
  • 体験レッスンの流れ

つまり、新規客がそのサイトを見ても、「この教室は何なのか」「どう特徴があるのか」が全く見えない状態だったのです。

結果、どうなっていたのか。

新規客がこのサイトに訪れても、「興味を持つ情報がない」ため、問い合わせには至りませんでした。

その結果、「新規客からの問い合わせはゼロ」という5年間が続いていたのです。


ここで、重要な指摘があります。

「このサイトが上手くいかなかったのは、制作会社の能力がなかったからではない」ということです。

制作会社は、「サイトを制作する」という仕事は、プロフェッショナルに行いました。

でも、本当に必要だったのは、「新規客が何を見たいのか」「この教室の強みは何なのか」という『事業の理解』です。

つまり、制作会社には、その『事業の理解』がなかったのです。

また、教室側も、「新規客向けのサイト」を作ろうという意識が、あまりなかったのかもしれません。


では、どうやって状況は変わったのか。

それは、『コンサルティング』です。

教室のオーナーに、以下のような質問をしました:

  • 「実際に、あなたの教室で学んでいる生徒さんは、なぜ選んでくれたのか」
  • 「他の教室ではなく、この教室を選ぶ理由は何か」
  • 「教室として、『最も伝えたいこと』は何か」

その対話を通じて、見えてきたのが:

「ネイティブ講師による少人数制。コミュニケーションを重視した環境で学べる」

この、教室の本当の『軸』です。

次に、この『軸』を「新規客が見ても理解できる言葉」に翻訳しました。

「ネイティブ少人数制」→ 「1クラス〇人までの少人数だから、講師が1人ひとりの発音・表現の間違いに気づいてくれます」

「コミュニケーション重視」→ 「教室内では『英語で話すことが当たり前』。まるで留学しているのと同じ環境です」

「短期間での成果」→ 「〇ヶ月で『実際に英語が話せるようになった』という受講者さんのお声をいただいています」

このような『新規客が見ると、『あ、ここなら自分も学べるかもしれない』と感じる表現』に変えていったのです。


こうして、サイト改修の方針が見えました。

ビフォー: 「〇〇教室です」という簡潔な説明だけ

アフター: 「ネイティブ講師による少人数制で、まるで留学のような環境。〇ヶ月で英語が話せるようになります」という、新規客の興味を引く説明

新規客が「この教室を選ぶ理由」を見える化しました。

  • 「ネイティブ講師」の価値
  • 「少人数制」による個別対応
  • 「英語環境」での学習
  • 「実績」(受講者のお声)

アクセス方法、体験レッスンの流れなど、新規客が「次のアクション」を取りやすい情報を追加

なぜ、この教室で学ぶべきなのか。その理由が伝わる情報を随所に配置


サイト改修後、どうなったのか。

改修されたサイトが公開されてから、約2ヶ月後、「新規客からの問い合わせ」が増え始めました。

改修前:サイト経由の問い合わせ = ゼロ

改修後:全体の問い合わせのうち、30%がサイト経由

数字だけで見ると「ゼロから30%」と聞こえるかもしれませんが、これは「5年間、全く機能していなかったサイトが、急に『集客ツール』に変わった」ということなのです。

さらに注目すべきは、問い合わせの内訳です。

  • 個人の体験申込が増えた
  • 同時に、『大手法人からの研修契約』も獲得した

個人の体験申込は『数』が多く、法人契約は『単価が高い』ため、どちらも経営にとって重要な成果です。

このように、『新規客の『ニーズ』に応えられるサイト』になったことで、複数のチャネルから『質の高い見込み客』が集まるようになったのです。


ここで、整理しておきましょう。

プロセス:

  1. クライアントから「サイトを作ってください」と依頼
  2. 制作会社が「見た目いいサイト」を制作
  3. 完成

問題:

  • 「新規客向けの情報」が何かが、クライアント自身も認識していない
  • 制作会社は「サイト制作」に特化しているため、「事業理解」に時間をかけない
  • 結果:「見た目いいけど、集客に繋がらないサイト」ができる

プロセス:

  1. クライアントの事業をヒアリング
  2. 「何が強みなのか」「新規客は誰か」を言語化
  3. 「新規客が見たい情報」を設計
  4. サイトを制作
  5. 完成後も「効果が出ているか」を確認

メリット:

  • クライアント自身が「事業の強み」を認識できる
  • 「新規客向け」という視点が明確
  • 結果:「新規客に響くサイト」ができる

この教室は、正にこの『コンサル+制作』で進めました。

だから、「5年間、ゼロだった問い合わせ」が「月30%」に増えたのです。


ここで、1つ重要な指摘があります。

「サイト改修直後から、いきなり問い合わせが増えたわけではない」ということです。

効果が出始めたのは、「サイト公開から2ヶ月後」です。

なぜか。

それは、検索エンジンの『SEO評価』が、時間をかけて上がっていくからです。

また、サイト改修と並行して、『ブログ更新』なども進めています。

この教室は、ブログで「英語学習において重要なこと」「教室の考えていること」を発信し、新規客が「この教室は信頼できそうだ」と感じるようにしています。

つまり、『サイト改修』だけでなく、その後の『継続的な情報発信』も、成果につながっているのです。


ここで、重要な現実を指摘しておきます。

このサイト改修で、「1日で問い合わせが10倍になった」というわけではありません。

「2ヶ月かけて、段階的に増えてきた」のです。

そして、今もブログ更新を進め、さらなる改善を目指しています。

つまり、『WEBは『即座の結果』ではなく『段階的な改善』の道具』という現実です。

多くの経営者は、「サイトを作ったら、すぐに問い合わせが増える」と期待します。

でも、本当は「数ヶ月かけて、段階的に改善される」というのが、現実的な予想値なのです。


以下のチェックリストで、あなたのサイトが「新規客向け」になっているか、診断してみてください。

□ サイトには「この事業の強みは何か」が明確に書かれているか
□ 新規客が「なぜこの企業を選ぶべきか」という理由が見える表現になっているか
□ 「新規客が最初に見たい情報」が、トップページに目立つように配置されているか
□ 5年以上前に作られたサイトをそのまま使い続けていないか
□ サイト制作後、継続的にブログやコンテンツを更新しているか
□ サイト経由の問い合わせ数を、把握しているか

1つ以上、「いいえ」があれば、サイト改修の時期かもしれません。


『制作だけ』と『コンサル+制作』の差は、一言で言えば:

「『見た目いいサイト』で終わるのか」「『集客につながるサイト』になるのか」という、その先にあるのです。

この教室のオーナーは、「5年間、サイトからの問い合わせがゼロ」という現実に向き合い、『事業の整理』から始めました。

その結果、「月30%の問い合わせ増加」「法人契約の獲得」という成果を手に入れたのです。

あなたのサイトも、単なる「情報掲示板」で終わっていないでしょうか。

一度、『新規客の視点』で、サイトの全体を見直してみてはいかがでしょうか。


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